三笘選手の出場時間
22分(68分より出場)
三笘選手の試合後インタビュー
(ゲームの手ごたえは)「チャンスは2,3個あったので、それを取り返したのは良かったのですけど、本番ではああいうところを決めきれないと、最後のチャンスもなくなってくる。」
「集中して1本、1本に取り組まないといけない」
「本番を想定して、引き分けか勝っているうえでも、途中出場しないといけないこともあると思うので、そこは意識して入りました。1-0をうまく使いながら、攻撃でアクセントをつけられればと思っていました。」
(ブライトンでの出場機会は限定的だが)「普段のスピード感は常に覚えていますし、練習、合宿に入ってもそのイメージを持ちながらやれているので、そこのキレは保てています。試合には出られていないですけど、練習から高いレベルでやれることで、ここに還元できるものはたくさんあると思います。」
「予選だけでなく、W杯で対戦する相手に途中出場でできるというところは見せられたので、次はスタメンでもそうですし、もっと緊張感を持った中で、本番でやらないといけないので、そのプレッシャーを自分にかけながら、残り少ないですけど、もっと結果にこだわっていきたいと思います。」
(『GOAL』より)
管理人の感想
三笘選手本人も言っているように、このゲームの入り方はあまり良くなかった。
ドリブルもパスもトラップもいつものようには決まっていなかった。
それでもよくボールは回ってきていたので、チームメイトからの信頼は厚いor/andベンチからの指示があったのかもしれない。
特に同時投入された堂安選手の動き方とパスの矢印は、明確に右で作って左でしとめるプランを実行していたように見えた。
W杯本番で堂安選手からのクロスを受けた三笘選手の仕掛けからゴールを陥れるシーンが見られればサイコーだ。
しかし、最後に決めきった一連のプレーは圧巻だった。
初速の速さで一人抜いてから、2人つかれたDFを上体フェイントだけでタイミングをずらし、できた右手前空間をピンポイントで狙って、しかも曲げながら左ポスト内側に沈めてみせた。
実はこのプレーの前に同じような形からシュートを狙って、相手DFの左足でブロックされたシーンがあったが、しっかり修正してきた。
この得点パターンは形として狙っていると思う。
このパターンがうまく洗練されていけば、もっと広いレンジからでも仕留められるようになってくるし、そうなればロッベン(元オランダ代表)を超える歴代でも世界有数のウィンガーになれるだろう。