三笘薫選手の評価
レーティング(sofascore) 6.5(チーム内9位)
(Whoscoredcom) 6.4(チーム内8~10位タイ)
チーム・マッチレポート(Whoscored)
・ボール奪取からゴールチャンスにつなげる攻撃が効果的だった。
・フィニッシュの精度が低かった。
・ポゼッションをよく失った。
・個人的なミスが多かった。
・ピッチをワイドに使った攻撃が多かった。
・ロングレンジからのシュートが多かった。
・左サイドからの攻撃が多かった。
三笘選手のヒートマップ
管理人の感想
チームとしても三笘選手としても評価の厳しいゲームとなった。
個人スタッツも振るわず、攻撃スタッツ、守備スタッツとも伸びなかった。
唯一、パス成功率はいつもより高かったが、これは後述するように相手にうまくブロックをつくられて、前に運べずに後方に逃げるケースが多かったためと思われる。
結論としては相手チームがユニオンをよく研究しており、敵の対策がうまくハマったゲームだった。
従来のユニオンの攻撃パターンは2種類。
一つはウンダブに当ててから中盤を押し上げて、敵陣でのポゼッションから二次攻撃、三次攻撃につなげていく形、もう一つは両翼を使ってスペースを広げてからヴァンズエルへのスルーパスを狙う、という形である。
ここ数試合、ツートップが不調に陥っている原因はこのパターンが読まれてしまっているからだ。
敵の対策は、ウンダブにボールが入ると前を向かせないギリギリのディフェンスをしかけ、そのこぼれを拾える距離にもう一人、二人を配置する。
ヴァンズエルにパスを供給する出所、両ウィングの出足を止めるためにサイドに振られたときにキッチリはめる。
これらの対策は功を奏し、ツートップを封じられていたが、三笘選手の登場によって、ハメに行った後のスペースをつかれるという弱点をさらけ出してた。
結果、ユニオンの進撃を止めるまでには至らなかった。
で、今節のゲントは三笘選手の対策をしてきた。
ヒートマップを見ると一目瞭然だが、相手ボックス内にほとんど入れていない。
ここまで入り込めないのは、川崎時代を含めてもあまり見たことがない。
三笘選手がボールをもらうとキッチリブロックを敷いて、内側には入らせないように陣形を整えるので、外側に追い込まれるか、後退してパスで下げるかの選択肢しかなくなる。
これをボックスから絶妙に離れた位置でやられるので、ほとんど前に運べない。
もう少しボックスから遠いと走れるスペースができるので持ち出せるし、もう少し近ければゴール、スルーパスも狙えるので、相手としては対応しづらいだろうが、この位置でブロックつくられると、どれもできない。
今回は相手の対策が上回ったが、今後ほかのチームも同様に対策を立ててくることが予想される。
三笘選手が躍動し、ユニオンが優勝に到達するには、相手の対策を上回る必要がある。
キーは素早い連携と三笘選手のボールを受ける位置にあると思う。
サマリー・スタッツ
出場時間 82分
タッチ数 52
パス(成功率) 32(成功率91%)
クロス(成功) 1(0)
デュエル・スタッツ
地上戦1対1(勝利) 8(4)
空中戦(勝利) 1(0)
ロスト数 11
ファウル 1
被ファウル 2
攻撃スタッツ
シュート 0
ドリブル(成功) 3(1)
守備スタッツ
クリア 1
タックル 1
インターセプト 0