三笘 薫選手のレーティング
6.8(Sofascore チーム内7位タイ)
6.9(Whoscored チーム内5位)
33節三笘選手のヒートマップ
代表でのベトナム戦のヒートマップ
可動範囲の違いが明白
サマリースタッツ
出場時間 89分
アシスト 1
タッチ数 45
パス数(成功率) 29(80.6%)
キーパス 2
クロス(成功) 1(0)
ロングパス(成功) 3(2)
デュエルスタッツ
地上戦(勝利) 7(2)
空中戦(勝利) 1(1)
ボールロスト 12
被ファウル 1
ドリブル(成功) 2(0)
守備スタッツ
クリア 1
タックル 1
管理人の感想
プレー内容としてはまずまずだったが、三笘選手にとっていいゲームだったと思う。
前半と後半でポジションを変えてプレーできたのが何よりの収穫だったのではないか。
前半はラプッサンがツートップをウンダブと組んで、三笘選手はいつものWBのポジション。
後半はラプッサンがワイドで張って、三笘選手はウンダブの後ろ1.5列目あたりにポジションをとって、比較的自由に動いていた。
ラプッサンは足元あるし、フィジカルの強さもあってキープ力と推進力はあるが、いかんせん攻撃のセンスがない。
出すべきタイミングでパスは出ないし、いるべき場所にいないし、局面を変えるようななプレーもほとんどない。
たぶん、あまり周りが見えていないのだと思う。
これまでリーグ戦の出場時間は三笘選手の倍以上(2532分)あるのに、ゴールニ2,アシスト3,と寂しい数字に終わっているのは偶然ではない。
それにひきかえ、三笘選手の「見えてる」感覚はチームを大いに助けている。
このゲームでもPA内の縦関係でウンダブ選手にフリックで流したシーンだとか、ゴール前の混戦から右ワイドに余っていた二ールセンにはたいたシーンなど、うならせるプレーがいくつか見られた。
どちらの場面でも、ウンダブ、ニールセンともにビックリして反応が遅れていたのが、ちょっとおかしかったが。
これらの素晴らしいプレーは三笘選手が後半、ファイナルサードで自由に動けていたからこそ可能だったわけで、監督の配置換えが奏功したものといえる。
このゲームの後半、三笘選手は今までのリーグ戦にないエリアを動いて、攻撃の核としてよく機能していた。
ヒートマップで見れば、PA周辺と右サイドまで広くカバーする範囲で、バックラインに吸収されることもなかったので、楽しそうにプレーできているように見えた。
最後にアシストも付いたので、監督がこのフォーメーション(三笘選手を自由にして攻撃のタクトを振らせる)を採用する機会も増えていくのではないか。
というか、来期、ウンダブがいなくなったときに攻撃をどうするか、監督も頭を悩ませているのだろう。