三笘選手のヨーロッパ戦記

フットボール界の流川楓、三笘選手を応援するブログ

プレミアリーグ第9節  リバプール 3:3 ブライトン


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三笘選手のレーティング

6.9(Sofascore チーム内5位)

6.6(Whoscored チーム内7位)

 

三笘選手のスタッツ

出場時間 25分

ボールタッチ   22

クロス(成功)  1(0)

ドリブル(成功) 4(2)

地上戦(勝利)  7(4) 

ボールロスト   9

被ファウル    1

クリア      1

インターセプト  1

タックル     1

 

三笘選手のヒートマップ

 

三笘選手の試合後インタビュー

(強豪に3-2と逆転されて、しびれるような場面で起用された。どんな気持ちでピッチに立った?)

雰囲気にのまれないようにすることと、しっかりとボールをつないでチームのリズムを作ることを意識しました」

 

(対峙したのはイングランド代表のアレクサンダー・アーノルド、しかしスピード負けせず、逆にチャンスを作った。自信になったのではないか?)

「縦のスピードは、一瞬なら勝てると思っていたので、そこは行こうと思ってました。まあ状況(1点ビハインド)が状況で行くしかなかったんで、リスクをかけて行くぞと思っていました」

 

(ゲームにしっかり入っていて、相手のパスミスにしっかり反応。守ってもいいパスカットがあったが?)

「守備でも行くところは行かないといけないので、そういう姿勢を見せるということは意識していました。思ったより、相手も浮き足だっているというか、パスミスもあったので、行くところは行って、守備からでもスイッチを入れようと思っていました。」

 

(同点弾を生み出したクロスを放って存在感を示したが?)

「(あの位置だと)クロスしか選択肢がなかったけど、味方が沢山いたのは分かっていたので、どうにかなると思ってあげましたけど。誰かが触ってくれればと思った。まずダニー(ウェルベック)が見えていたんで。トロサールもいいポジションも取っていましたし。」

 

(代表でもいいゴールが出て、自信が積み上がっている感じがするが?)

「代表でできたことをクラブでも見せていかなくてはいけないですし。途中から出る選手の役割はもう何回もやっているので。(できることを)見せていかなくてはならない。まず試合に入ることが大事だったんで、自分の中で落ち着いて、展開も考えながらやっていました。」

 

(ポッター監督がチェルシーに行って、デ・ゼルビ監督が新監督として来たが、どんな印象か?)

「こだわるところはこだわる監督なので、特にボールロストのところをしっかりと見ていますし、そこを気をつけながら、個性を出すというのが大事なので。チームの配置としても、ビルドアップの細かいところがあります。はがし方も決まりごとがある。そこは自分の中で吸収しつつ、なるべく高い位置でプレーすることを心がけたいと思います。」

 

(攻撃的な監督と言うイメージが強いが、それは三笘選手にとっても望むところではないか?)

「そうですね。でもウィングバックの役割はやっぱりポッター監督と違うことがあるので、そこはやらないといけない。少し守備的なところで負担もかかるところがあるので、そこを考えながらやっていきたいと思います。」

 

(今日の試合でも守備の場面でしっかり戦力になっているという印象だが)

「今日の状況では前に行くしかなかったので、行きましたけど、本当ならもう少し下がって(プレーすることになる)。今日はシステムを変えたところがありました。3バックの時にはカバーするところも変わるので、そこは適応しないといけないと思います。」

 

(強豪相手に存在感を示したのは自信になるのでは?)

「そうですね。アシストはつかなかったですが、一つゴールにつながったのが大きな収穫です。でも監督がどう評価してくれているかはまだ分からないので。練習からのアピールもまだまだできていないですし、これからどんどん示していきたいと思います。」

『スポーツ報知』

 

管理人の感想

正直、良かった。

三笘選手にとっていくつかの点で良い試合だったと思う。

 

一つは新監督になって、(代表で離脱機関もあり)序列がどう変わったのか心配だったが、リードされた場面で即座に切るカードの一番手として使われた点。

新監督の三笘選手に対する信頼度は確実に高い。

(逆にCFのウェルベック選手の出来が良くなかったのに、最後まで使われなかったウンダブ選手はあまり信頼されてなさそう。)

 

二つ目に、監督の期待に応え、同点の(事実上の)アシストを決めたこと。

監督の喜びようを見ても(同点シーンでは文字通り小躍りしていた)、用兵的中でしてやったりの感が強烈だったと思われる。

 

三つ目に、グロス選手との交代でトロサール選手と共存できたこと。

グロス選手はバランサーとしての能力が高いオールラウンダーだが、これといった特徴を持たない選手なので、スタメンを奪取する相手としては強力な個性を持つトロサール選手よりもやりやすい。

今後、スタメンで試される機会も期待できる。

 

四つ目に、守備で破綻を見せなかったこと。

リバプールの強力な攻撃陣に対して三笘選手の守備力が懸念されるところではあったが、スタッツでクリア、インターセプト、タックルの記録を残した通り、なかなかうまくやれていた。

プレスバックの激しさは相変わらずもの足りないかなあ、と見えるところもあるが、クレバーな守備が光った場面もあり、まず及第点だったのではないか。

 

五つ目に、期待通り攻撃面で結果を残したこと。

惜しむらくは、カウンターで抜け出した時にウェルベック選手からのスルーパスがとんでもない長さになって、おさめられなかったシーン。

あれは、J1レベルでもよく見られるスルーパスで、それほど難度が高くない場面だったが、ウェルベック選手の凡ミスでついえたのは残念だった。

 

三笘選手、新監督で再出発のブライトンでうまくチームに乗っていけたという意味で、ナイスゲームでした。