三笘選手のヨーロッパ戦記

フットボール界の流川楓、三笘選手を応援するブログ

プレミアリーグ第18節 ブライトン 2:4 アーセナル

三笘選手のレーティング

6.7(Sofascore チーム内4位)

8(sussex live チーム内1位タイ)

寸評

左サイドでサカとディフェンス陣をものともしなかった。前半の45分でブライトンの攻撃の軸になった。グロスのお膳立てから12ヤードレンジの素晴らしいシュートを決めた。その後VAR介入後のオフサイドで取り消されたゴールは非常に不運だったと言わざるを得ない。結局のところ、相手は彼を止めることはできなかった。

8(90min チーム内1位)

寸評

スペースを見つけてプレーした際は最高級のリズムとダイナミズムをもたらした。素晴らしいゴールでブライトンに希望をもたらした。この日2つ目のゴールも素晴らしかったが、無効とされた。

 

三笘選手のスタッツ

出場時間     90分

ゴール      1

ゴール期待値   0.34

タッチ数     67

パス(成功率)  37(84.1%)

クロス(成功)  2(0)

枠内シュート   1

ドリブル(成功) 1(0)

地上戦(勝利)  5(1)

空中戦(勝利)  2(2)

ロスト数     19

被ファウル    1

オフサイド    2

インターセプト  1

 

三笘選手のヒートマップ

三笘選手の試合後コメント

「前半の立ち上がりは、もっとしっかり入らないといけなかった。そこで試合が分かれたと感じています。もったいなかった。圧力をかけられ、自分たちは後ろのビルドアップがなかなかうまくいかなかった。その分、自分たちが引いてしまった。」

アーセナルの印象は?)

「1人1人のクオリティがやっぱり高い。パスが足元にパーンと入るので、そこの差は感じました。」

(ゴールシーンは?)

「冷静でした。パスカルからパスが来ると思っていたので、ボールが来る前から右に蹴ろうとイメージはできていました。」

(富安選手からのボール奪取は狙っていたのか?)

「いつも通りにプレスには行かないといけなかったですが、あの場面はトミだったので、そこはまず1回は行こうとは思ってました。」

(富安選手とのマッチアップについて)

「トミは1対1が強い。今日は1回も仕掛けられなかったんですけど、味方とうまく連携しながら崩そうとは考えていました。トミはやっぱり身体が強いので、うまく抑えられたところも多かったと思います。」

(幻の2点目について)

「(オフサイドに残っていたのは)片足じゃないですか。まあ厳しいですけど、VARで救われることもあるので、仕方ないかなと思います。」

(幻の2点目のシュートについて)

ファーストタッチが自然とうまくいったので、打てると思いました。1点目があったので、イメージ通りでした。シュートは、サイドに流すことを意識した。ディフレクションがあったので、枠に飛んだのは運が良かったと思います。」

(この1年を振り返って)

「間違いなく大きな1年でした。成長できましたけど、やるべきことが多くなったというのと、まだ上に行かないといけないとも感じている。怪我をしないことで成長できると思いますし、アーセナルのような強い相手にどれだけできるかってところは、プレミアならではの楽しみがある。そういう時に自分の価値を出せるようにしたい。また、しっかりと下位のところに勝っていかないといけないと思っています。」

(W杯の三笘の1㎜についての長友選手の誉め言葉に対して)

「うれしいですけど、あそこで諦める人はあんまりいないかなと思う(周囲笑い)。ボールにちょっと線がかかってたんで、そういう風に言われますけど。普通のゴールだったら、そういう風に言われないだけで。ちょっと運が良かったのか、記憶に残るところはあると思いますけど、そこはそんなに気にしてないですね。」

(2023年をどんな年にしたいか)

「怪我をしないことと、もちろんプレミアリーグでビッグシックスに入りたい。そこはチームの目標でもあります。(アルゼンチン代表の)マクアリステルも帰ってくる。チームとしてもっと成熟し、もう1段階レベルアップしていかないといけない。」

『ナンバーweb』より

 

管理人の感想

何より、リーグ戦で2戦連続90分フル出場できたことを喜びたい。

4231の前線4人のうち3人が途中で交代したにもかかわらず、三笘選手だけがフル出場を許されたという事実はチーム内で主軸を担っている証明といえる。

このゲームでは十分主軸に値するクオリティを見せつけた。

前半は我慢の時間帯が続いたが、じれずに全くミスのないプレーを続け、チャンスをうかがった。

久しぶりに先発出場したランプティ選手が無理目のドリブルを仕掛け、相手の先制点の起点となるミスを犯したのとは対照的だった。

後半からは相手の疲れもあってか、スペースを突いてガンガン仕掛けるようになり、個人能力でゲームを動かして見せた。

1得点、そして2得点のチャンスを創出していた時間帯は、三笘選手の独壇場で、本人もかなりノリノリだったように見えた。

1得点とったあと、選手を鼓舞して、観客を煽るようなジェスチャーをみせていたが、あんな姿はベルギー時代では考えられない。

非常に充実した状態であるのは確かで、今後も連携を深めていけば、どのチームが相手でもある程度以上はできるのではないか、と期待を抱かせる出来だった。